Chapon;pon 公演情報 劇団わたあめ工場「Chapon;pon」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    チキンの革命
    劇団わたあめ工場さん、第七作目にしてついに下北沢へ進出とのことで、意気込みを大いに感じる作品でした。

    以前共演させて頂いた方がたくさん出演してらっしゃったのですが、体の使い方や声の技術などがより洗練されていて驚きました。
    小劇場・楽園の構造を上手く利用し、装置は最低限のものと舞台は二面構成を取られていて、今までのファンタジー色の強かった劇団わたあめ工場にしては少しアングラ演劇風に寄せているのかな?という印象でした。

    ネタバレBOX

    作品中に何度も楽園という言葉が出てきます。だから小劇場・楽園を選んだのか逆なのか、とにかく強い思いを感じました。

    技術の高い役者さんが多くアクションもあるため、身体表現に目が行きます。とした時に、演技面やアクション時の技術差が少し見えやすかったです。また舞台と客席がとても近い小屋なので声量・滑舌、表情の些細な機微など、細かな点が気になりました。

    全体を通しての物語や演出はとても面白かったです。1時間50分もかかったとは思えないほどあっという間に終わりました。セリフのテンポが良く、また起承転結の割合がとても良かったと思います。
    衣装、ヘアメイクや映像、物販など目で見て楽しい部分がたくさんあります。鶏達の細やかな動きなども見所です。
    とても楽しい時間でした。


    追記:
    鶏のロモロ役・藤村一平さんが作中で披露するトリプルピルエットがとても綺麗に決まってて拍手を送りそうになりました。

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    2014/08/23 19:19

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