台所の女たちへ 公演情報 劇団青年座「台所の女たちへ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    結構多彩な登場人物がいるので理解が大変
    ・・・かしら?

    でも個性的で楽しく親しめるキャラクターが笑わせてくれた約2時間

    それにしても上演中に友人と話すのはマナー違反だよ隣のお兄さん、
    前かがみになるのもね~。

    ネタバレBOX

    なんか祖父の葬式を思い出しました。舞台は大きな屋敷(残された二人には広すぎて来月には引き払う)らしいお台所をセットにして中央の長方形のテーブル中心に奥が水周りで、勝手口があります。

    逞しい女性たちの現在と過去が上手に舞台上で表現されてて面白かった(^^) 井戸端会議風なつくりです

    おもちゃにされる故人も、幽霊役と過去編での生身役が登場して(現在編では若いときのカッコで現れてるという設定です)器の小さい、いじられキャラが笑いを誘ってくれてました。

    今では姉妹という言い方も兄弟って言っても誰も注意はしなくなりましたが、結構お年な御婦人がそーゆー台詞使いすると違和感を感じてしまったデス。
    (客層は男女比も年齢差もバラバラに思えました)

    二村儀之介 葬儀 通夜 ’14年八月二十一日
                 告別式    八月二十二日

    二村儀一  葬儀 通夜 ’74年八月三十一日
                 告別式    九月一日

    の上記二つを’14年の話中心で過去を語り、過去話では青年座の真骨頂(^^)真ん中での演技に左右に配された椅子から、現代の自分らが過去に突っ込んだりする面白さであります。

    トイレに行くタイミングが同じな姉妹(恵美子(姉)小百合(妹)トイレットペーパーが無くなって交換する伏線があったり)とか、出来が良くて行動の情けない実母に舌打ちする娘とか(すいません舌打ちする気持ちは良く分かります(^_^;)リアルな人間関係と登場人物設定の細かさは評価高いであります。
    (ミサンガギャグの再利用とかも巧みです(^。^)

    開演前の前説は5分前か舞台下手から父母息子役の3人の今年入った新人さんが注意諸説伝えてました(開演前のBGMはお経でした・・(^^;)

    二村で一族経営していたが世襲を女系になったことで辞めて人手に渡したそうです(お手伝いさんの入ってる大きなお屋敷です)

    寿司マサさんで頼んだ寿司が足りなくなって追加をスーパーの寿司の詰め替えでシノグとか。リアルだったな(^^) 飲み物とかもリアルに出してました。
    着物とかの和装も皆さん決まってました。

    二村儀之介=頭のさわやかな、亡くなった当人。スキップができない3代目。
    美代=二村儀之介の妻、亡き夫の若い姿の幽霊と会話する。子供が望めない体となった過去を持つ。
    玉枝=長女
    次女=恵美子(数珠とパワーストーンを間違える天然さん、それも健康ではなく安産のヤツで、これがまた上手に妊婦に渡るんです(^^)
    三女=小百合
    文(あや)=恵美子の一人娘
    千里=クッキングスクール(スタジオ)経営している×イチ
    絵里花=妊娠してるが、どうも不倫らしい??
    大石=ヘルパーさん、母幸子は愛人だった。
    木下京子=二村儀之介の2号さん、源氏名はマーガレット(^^)世襲を重んじた二村儀一(祖父)より、妊娠で500万・男児出産で1000万を提示されて出産を決意したが、生まれたのは娘=留里であった。(この事があって世襲に拘る父の姿みて会社を人手に渡すコト決めたと儀之介) 豪快なキャラで娘には実の父は隕石に当たって死んだと言ってた=当然娘は信じてなかったと

    ひと悶着あって騒動が落ち着いた最後、気丈に明るかった奥様が、旦那が残していた漢字クイズの録音テープ聞いて泣いてると話してて、暗転録音の音声が続いてフェードアウトして終劇となります。

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    2014/08/22 23:51

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