僕と彼女と時々、犯人 公演情報 祭りの準備「僕と彼女と時々、犯人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    緊張感とくすぐりのバランスがグ~
     変態と間違えらえれたのは、詐欺的な“彼女”に金をたかられ無理をしては貢いできた坂本 銀次郎。失踪した彼女を求めて彷徨い、漸く当たりをつけた先で、彼女を見付けた、と大喜びして追い掛けて来た先は、大財閥、立松 幸四郎の邸。彼女と思ったのは幸四郎の娘となった養子のもみじ。おまけに兄弟や関係者が皆集まっていたのである。幸四郎が亡くなって遺産分配の為、残された遺書を顧問弁護士立会いのもと、開封することになっていたからである。

    ネタバレBOX

     推理小説仕立ての作品だし、初日の初回公演が終わったばかりだから、ネタバレは殺人事件が起こる、とでもしておこう。観てのお楽しみだ。タイトルの付け方が、作品の面白さに比例しておらず、拝見して予想していたより遥かに面白く、良い意味で裏切られたことに驚かされた。探偵物としても、シナリオで幾重にも巡らされた罠が、上手に観客の目を欺くし、トリックを看破ろうとする観客を飽きさせないだけの内容を持っているので、緊迫感があるのだが、その中に効果的な擽りが折に触れて入るので肩が凝らない。旨い演出である。無論、シナリオの良さに応えて役者陣の演技も良い。特に、主役を務めた銀次郎役のつるにし こうきが良い。

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    2014/08/20 02:06

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