ひょっとして乱で舞ー 公演情報 時々、かたつむり「ひょっとして乱で舞ー」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ひょっとして、乱悔いか
    劇団ホームページ、当日パンフで作者変更の知らせとお詫び。脚本が1ヶ月前になっても出来ていない。その状況で公演を中止せず敢行したと…。しかし、内容的には厳しいものになった。
    アイデンティティも含め、自分のコピー(芝居では「印刷」と表現)を出現させ…というような物語だが、テーマの深堀やそうなる必然性が弱い。辛うじて骨組みだけ構成し、肉付はこれからといったところだ。

    ネタバレBOX

    舞台最初と最後のダンスの意味は、アフタートークで明らかになる。当日の観客は誰も分からなかった。芝居に込められた作者の思いは伝わらないということだろう。ちなみにロボットダンスのような動きは「印刷&シュレーダー」している様子らしい。「印刷」は違法と知りつつ行為を行い、不要になったら裁断するという身勝手さ。しかし、「印刷」が行動している間は、自分(オリジナル)は行動(姿を見せられない)できないという不自由さがある。その不合理は、自分の愚かな行為によって招いたもの。その恐ろしさを描いた芝居だと思うが、その本質的な訴えは理解し難い。本当に残念な公演であった。

    0

    2014/08/17 21:30

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大