満足度★★★★
いかにもここらしい締め括り方若干とっちらかった感があるのは否めないが、2万年前の氷の中から見付かったのにもかかわらず、現代人と同じ骨格をもつというアイスパーソンの謎に始まり、「ルパンvs複製人間」やチャペックの「RUR」に通ずるSF感ある中間部を経て、「違い」のある者たちの相互理解について示唆するのはいかにもここらしい締め括り方。序盤で交わされる差別用語に関するくだりも皮肉たっぷりでニヤニヤ。あと、冒頭で微動だにしないアイスパーソンたちの「冷凍ぶり(?)」も見事。
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2014/08/15 16:54
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