満足度★★
勘違いに気づくべき
これまで書かなかったのだが、皆さんの評価にも自分に近いものがあると思ったので、厳しい意見ながら書かせて頂く。
ただし、これはプラチナだけの問題ではない。ゴールド何とかであろうが、何とかアカデミーであろうが、人生のキャリアを演劇に生かすという美辞麗句に踊らされている、中高年の自称俳優全体の問題である。
他の公演でも、雰囲気だけで、演技力がまったく伴わない中高年を、最近、よく見かけるようになった。
よく公演を観ている俳優の方のブログには、意識の低い彼らが入ることで、どれほど座組みが荒れて、作品の質も落ちるか、といった嘆き節が書かれており、これは演劇界全体の由々しき問題であるとあったが、なるほど、このままでいけば、深刻な問題になるかもしれない。
演劇をなさりたいのなら、なさればいい。
ただ、実力がつくまでは、発表会としておかれる方がいい。
私は演技にはただの素人だが、人生をかけて演劇を追い続けている俳優たちが大勢いる中で、小手先でできるほど、芝居は甘くないものだと思う。
厳しい意見だが、演劇界を憂うる気持ちで書かせて頂いた。
ただし、たまたま観た、この作品がきっかけとなっただけで、決してこの団体だけの問題ではないということは、先に書いた通りである。