殉職の夢を見る 公演情報 アフリカン寺越企画「殉職の夢を見る」の観てきた!クチコミとコメント

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    アフリカン寺越企画、第三作目。
    腹をくくったアフリカン寺越をはじめとする役者陣の芝居に引き込まれた。

    いまどきはやらない(かといって昔はやったというわけでもない)、泥臭い汗臭い笑いの要素も少なく、登場人物も愚かしかったり、嫌な奴だったり、めんどくさい人だったり、うっとおしい人だったりする(ある意味リアリティのある人物像ともいえるが)直球芝居。
    見終わった後のカタルシスもなければ、さわやかな感動も私には感じられない。
    (アフリカン寺越企画の芝居をみるたびに感じる印象がとても気になっていることがあるが、これは後ほどネタバレBOXへ)

    でも、アフリカン寺越企画が「○」が過半数を超えて次の芝居をうつのなら、私はきっと見に行くだろう。
    この垢抜けない芝居を私以外の人、いいかえれば社会がどのように受け止めていくのかを見届けずにはいられない。
    それだけ、このゴールデン街劇場の空間での1時間半はインパクトがあるのだ。
    (瑣末な感想だが休憩なしの1時間半という長さはちょうどいいと思う)

    ネタバレBOX

    以下、ネタバレというよりは私個人の主観を書いたものです。


    アフリカン寺越企画の芝居を見るといつも思うことがある。
    (アフリカン寺越が出演していたIQ5000のマンホールロケットでも思ったが)

    (ごく一部の人をのぞいて)人が「誰を愛し、何を大切にして、どんなことをしていたか」というその人が生きてきたからこその重みや歴史など、その人のごく周りの数人にしかさして知られることもないのだと思う。

    たとえばそれが痛ましい事件に巻き込まれて命を失った人でも事件によってはマスコミの報道したいように報道され実際の人物像とかけ離れた人物像になることもある。
    (桶川ストーカー殺人事件の被害者の女性などは特に顕著な例である)

    私には幾人かのすでにこの世にはいない人たちが、生きていた時、何を思い何を愛しどんな時に笑っていたのだろうか、と気になってたまらない人たちがいる。

    天童荒太著の小説「悼む人」では主人公の青年が、亡くなった人を悼んで旅をする話であるが、それらの気になってたまらない人たちに「悼み」をしたい、あるいはしてもらいたいと強く思わずにはいられない。

    話はアフリカン寺越企画の芝居に戻るが、この舞台の上で役者が演じる登場人物は、意図せずにその悼み(亡くなっているとは限らないが)を役者たちが大変丁寧に行っているように感じられてならないのである。

    その登場人物がいい人かとか立派な人かとかはすっ飛ばして、
    「どんな生育暦を持ち、どんな価値観で外界とコミュニケーションを取っているか」
    を感じられる生きた人物として現れてくる。
    (当日パンフが手元になく役名、役者名などはわからなくてすみません、あとで訂正するかもしれません)
    あくまでも私の主観だが、(役者本人がどのように役作りしたかは知らないし、私の推測は笑っちゃうくらい外れてるかもしれない)
    主人公の青田はハンバーガーなら照り焼きバーガー、カレーは中辛が上限、できたら甘口のほうがいい、というような子どもっぽい味覚をしていそうだとか、両親は忙しいかあるいは子どもに対して愛情はあるが、あまり興味を持たなかった人な気がしたし、
    末廣和也氏(この役者さんは得体の知れない人をリアルに演じるのがめちゃくちゃうまい、うますぎる)演じる精神科医は味覚障害でなにを食べても同じかあるいは極端な偏食、一人っ子で、親御さんある程度高齢になって授かった子なんじゃないか、と感じた。

    愚かだったり、失敗したり、不完全な人間が舞台上にいて、その舞台上ではやはり、愚かだったり、失敗したりを繰り返している。
    そこを彼らが演じる時、なんだかその不完全ゆえのしんどさが浄化されるような、あたかも供養されるような、そんな気がしてならないのである。

    ・・・アフリカン寺越のスキンヘッドが供養を連想させるわけじゃないよなあ、と思いながら。

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    2014/08/09 10:39

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  • 小峰コマ 様
    返信遅くなりすいません。
    昨日無事に千秋楽終えることができました。
    そして○大量に獲得することができて、存続が決定しました。
    これからも突っ走っていくんでぜひよろしくお願いします。

    橋本さんはこんなこというと安易ですが、天才です。
    僕も大好きです!

    2014/08/11 13:22

    公演中のお忙しい中ご丁寧に返信ありがとうございます。
    芝居中も芝居後も自分の中のもやもやした部分と対峙してしまうので、どうも感想がまとまりませんで申し訳ありませんです。
    ま、元から文書くの苦手なんですけど。

    それから橋本亜紀さんの芝居のエネルギー好きです。

    2014/08/09 17:30

    小峰コマ 様
    「観てきた」コメントありがとうごさいました。
    今回も泥臭い人間たちの話でした。
    ぜひ次回もうてるようにもうひとふんばりします!
    見にきていただきありがとうございました。

    2014/08/09 11:02

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