The Kaidan アルプス一万尺 Final 公演情報 劇団 CAT MINT「The Kaidan アルプス一万尺 Final」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    実は悲しい話
    説明にある「最後に少女の口から語られた怪談話とは…」ラストは悲しみでいっぱいだ。
    背筋がぞっと寒くなる怪談話で紡いだ一夜の物語。ハートフルミステリー、とあったが、実は悲しい百物語。
    観ればわかるが、上演後に「登場人物アフタープロフィール」の配付…、心遣いが嬉しい。
    さて、繰り返すが怪談話と言うよりは悲哀話のようだ。
    (ネタバレBOX)

    ネタバレBOX

    全員が若くして亡くなっている。当日「登場人物アフタープロフィール」には、亡くなった時の状況説明が記されている。
    さて、芝居は篝火を囲み、怖い話を披瀝するはずが、可哀そうな話に終始したように思う。夏場=怖い話ではなく、パンフレットにあるような事故死、自死に相対した無念、悔恨・怨念などの情を語るほうがわかりやすかったと思う。それこそ霊を迎え・送る(盂蘭)盆の時期なのだから…。
    さて、ラストは冒頭、怖い話をしている輪に闖入するような形で参加した娘…実は山荘の主人の亡くなった(交通事故死)三歳の娘が大人の姿を借りて会いに来ていた。自分としては、背筋が凍るより胸打つシーンで終幕になったのが救いであった。

    (P・S)
    出張があり、追記が遅くなり申し訳ございません。

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    2014/08/02 23:57

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