期待度♪♪♪♪♪
振り幅
オーストラ・マコンドーの公演の振り幅の大きさには驚かされる。まずは混沌とした群像劇。前作も80人強の出演者で創られた。その人数をキャスティングすることもスゴイし、その人数をコントロールして素晴らしい作品を立ち上げるのもスゴイ。そうかと思えば、数人で小さな箱で行われるリーディングも定期的に上演する。今回の作品も、出演者はたったの二人。その上2作品を同時上演。しかもルデコで。きっと倉本さんが丁寧に生きるということの機微を浮き彫りにしてくれるに違いない。趣里さんはシアタートラムの『不道徳教室』で拝見した。惹きつけるオーラは血のなせる技?才能の豊かさを感じる、活躍が期待される女優さんです。倉本さんがどのように見せてくれるのかも楽しみです。梅舟惟永さんは未見の女優さん。どんな方なのか、これも楽しみです。今作品、この夏の必見の1作であることに間違いない。