「廃墟の鯨」 公演情報 椿組「「廃墟の鯨」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    最終日観劇
    水飛沫を大量に浴び泥塗れになりながら戦後直後のヤクザ、娼婦、耳つんぼ、市井の人々の地獄絵図から熱気と生命力に溢れた、ダイナミックでロマンチアングラ劇でした。
    配役の設定に多少の荒さのようなものも感じたけど、面白かった。
    平日千秋楽で飲み会参加なんて無理、なので大人しく帰宅せねばならないのは残念w

    ネタバレBOX

    冒頭から強烈な眼力を発揮させ歌い、踊り、台詞を発する役者たち。一瞬でも目をそらしたら負けな気がして、ついこちらも見つめすぎてしまったw。
    ワタリさんのピストル持った姿かっこ良くてサマになっていたけど、もう少し「女」の要素の場面があってもよかったような。能嶋、早乙女の繋がりに最後まで生きていてほしいな、と思ったり。ほか、撃たれてもなかなか死なない八幡の亨さんwとか、扉座の公演時とはまたひと味違う野性味ある馬野伊の松本さん、途中まで狂言回しの出落ちかと思った梶原の辻さん、面白くて印象に残った。
    それにしても劇中「人間まんま」の台詞を、一体何回聞いた事かw。
    生き抜いて死んで、またどこかで新たな命として復活して、を繰り返す人生の切なさと希望みたいなものが、ごちゃまぜに熱く感じらさせられた芝居だった。

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    2014/07/24 06:55

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