0号 -2014- 公演情報 ゲキバカ「0号 -2014-」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    最後まで、「本田圭佑」が抜けない


    映画スタジオは都心郊外に立地するものだ。

    大船(松竹)しかり、成城(東宝)しかり、調布(日活)しかり。
    既に解体され、「旧地名所化」した土地もあるが、フィルムの中の「空気」そのもの は100年先にいたる孫世代の記憶だろう。


    舞台『0号-2014』は 1938年から1944年までの「映画スタジオ」を、回想手段によって その激動期と「役者陣の汗」を描いている。
    全編を観劇すれば「戦争もの」という題材は明らかだ。しかし、前半は「役者陣の汗」のみであり、激動期が 「トラブル」のように彼らを襲っていく構図だ。
    こういうことだろう。例えば、ミュージシャンが演奏活動をするように、パティシエが新作タルトの調理しているかのごとく、そして劇団員が舞台の上で演じるように、その「毎日」を戦争が破壊してしまうシグナルである。


    ※追記あり

    ネタバレBOX

    映画撮影は「コマ撮り」だから3分間をカットなしで撮影することはしない。監督の動きも「リアリティ」に欠けている。

    ところが、『ゲキバカ』の「楽しさ第一主義」は 洗練されており、「そんなの、いいですわ」という気分にさせてくれる。
    「クレイジー劇団」ではない。
    演劇とエンターテイメントをこよなく愛する者たちの集まりだ。

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    2014/07/22 00:10

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