少年たちの密室 公演情報 BABEL THEATHER「少年たちの密室」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Bチーム初演観劇です
    忠実に原作に沿って舞台化しているようで、
    登場人物たちも、らしさが話に合っていたと思いました。

    ですが原作の粗さとかが感じられてしまった90分でありました

    ネタバレBOX

    暗闇の中での瓦礫での一撃で不良少年が殺されるんだが・・・・

    まぁ青春小説という重きを考えると出来は良いと云えるのですが、
    原作14年も前の作品ですし・・・かなぁ・・とか思えたっす(推理がね)。

    登場人物の役者人選は出来が良く、小人物な担任教諭とか・いかにも悪そうな不良君とか・いかにも草食動物のような女生徒とか。役者さんの演技は好みでありました。(小説では教諭は肥満体系だそうですが舞台では小柄としてましたね)

    オチまで書き込みたいんだが・・・ネットでも完全ネタバレしてるとこ少ないようなので上演終了まで我慢するとしますです(-_-;)


    さーて内容についてですが~
    特にオカシイかなって思ったのが、不良少年を殺した女生徒さんです。
    なぜって、自分が暴行を受けて恨みを晴らしたいのは解るし=友人の怪我した女生徒が襲われるだろう事を予見して身代わりにバックライト付の腕時計(闇の中の目印)をしてWCに行き近づいた(?)不良さんを瓦礫で殴り殺すのですが。ホントの真っ暗闇の中、どう見ても非力そうな女子が健康優良な不良生徒を殺害するって・・・状況の描写からすると一撃で倒してるようだし・・・ちょっと説得力が欠けるかなぁって思ったさ。 そんで次に警戒してるもう一人の不良も襲って仕留められるものかしら?(こっちは飲み水をモノ質(?)→これも無理あるなぁと失笑っす)怖がって警戒してる男子生徒を暗闇とはいえ仕留められるかなぁ? (ドキュメント記事で死刑囚にインタビューした記者が聞いた話で「人ってなかなか死なないものですね」という記事は印象に残っています。 なので女学生の一撃ってリアリティ薄く感じるデス。)
    で~話は自殺とされた生徒が記者に送った手紙とテープがあって、これを元に真犯人とかを紐解いてゆくのであるが。自殺と認めてないその生徒の父の行動力の方向性もおかしいなぁ・・と思ったさ。 推理によって得られた事実を警察に提示すれば第1級殺人(日本にはこーゆー言い方は法曹界にあるんかな?)として直ぐに犯人突き止めそうだがなぁ・・・。 といろいろ甘さを感じる原作でありんした。 →わが身可愛さに自殺に見せかけて担任が自分の生徒を殺したんですよ・・・・。嫌な話です。それに、この教師は証拠がないと言い切って(脅しに屈して生徒を見殺し・・・→手にもかける凄さですよ)犯罪犯してる不良学生を庇うんだ。ほんと嫌な後味の話と言えたデス。

    舞台セットはコンクリートの打ちっぱなし風の地下駐車場をメインに据えて、よくある学校で用いられてるパイプの机と椅子で学校とか場面を表現してました=雰囲気は良く出てました。 プロローグはその机セットの上に古いラジカセが1台載ってて、暗闇の中でラジオから聞こえる地下駐車場殺人事件の報道がなされて開演であります。でエピローグではそのラジカセに上記のキーであったカセットテープをセットして死んだ主人公の友人の日記代わりになってたメッセージを聞くのでありました。(西暦1999年10月05日の阪神大震災にて駐車場に閉じ込められたという設定でした)

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    2014/07/20 07:41

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