『ハヤブサ』&『動物失格』 公演情報 ネコ脱出「『ハヤブサ』&『動物失格』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    「ハヤブサ」 観劇です
    無駄な動きの大好きなハヤブサ氏の物語。
    主人公は女性であり、
    現代から徐々に過去へとハヤブサとの関わりのある話を遡って思い出してゆきます。
    まぁ基本コメディなんですが、上手に泣き所や感動話を織り交ぜてあったデス。

    ~1時間40分予定~

    ネタバレBOX

    「ハヤブサですっ!」と登場する氏は天衣無縫で天真爛漫(^^)
    自分には好ましいキャラですが、好き嫌いはわかれるでしょうね。

    68歳で初登場して50代→40代へと若返っていく氏は、元気な40代での跳躍力に喜ぶトコは楽しそうでこちらも笑えました(^^)

    07/25の夜の呼び込みが幟立てての祭りのようで盛り上げていたなぁ・・(^^)と感心しました

    舞台セットは鉄パイプで組んだ骨組みに青シートが張ってあるホームレスの大きな住まいのような感じです。 中央部近くにある大きな柱は木という設定になって樹皮状に加工されてましたです。(雑草代わりの青いのはローズマリーのような感じがしたが、これはハーブだよなぁ・・・。(^^)

    開演前にはスタッフさんが動き回っており物販やら空調の感想などで調節をすると聞く心配りありです(アットホームで好ましいです(^^)。

    お話は、キツイしのぎをせずに地域住民の調整役として働いている”ヤの付く自由業”の大奥様と呼ばれる足の悪くなった女性=おばあちゃん=長谷川ミヨ=が入ってきて、開場から寝ていたホームレスに、舞台隅にある”ハヤブサ”と名の入った墓石の注意をし、心配して探しに来た息子=2代目=とパシリ&古女房長谷川玲子が、いつもここに来るなぁと感想述べ。認知症を心配して川柳を詠む事を薦められ(役所の川柳大会を目指して(優勝は箱根旅行(^^)参加承諾)、玲子の胸に惹かれて巻き込まれたDr.の指示の基、過去を=主に隼の事を軸に過去に遡って思い出し語られ=舞台上で再現されていきます。

    2代目の長谷川龍平は家業が嫌で組解散して辞めたいのだが=武闘派が放った殺し屋(弱気で頼りない男女のペア)にミオが狙われ隼(68歳)が庇って死んでしまいます・・・。

    龍平25歳時、15の小娘を孕ませてしまいミオは結婚を望む玲子に別れを示唆するも覚悟を持った(癌が判明し子供も望めなくなってしまう)玲子を遂には認めます。(隼58歳=微妙な年齢の戻り方に文句タラタラの船戸氏(^^)
    竹田玲子は長谷川玲子として立派に龍平を2代目として育てますと宣言!

    「わが恩師背中で語る人の道」→川柳審査通過作品

    皇太子の結婚が決まった年。隼40歳、元気に飛び跳ねて「等身大年齢」とはしゃいでます(^^)。小学生の龍平は担任の小泉今日子先生に面倒をかけ副担任の松山ケンイチ(元飛行予科練所属)もフォローにまわって苦労してました。担任の小泉先生はヤクザが嫌いであり、父がヤクザで戦地に駆り出され恐れ多くも現人神である天皇陛下より賜る銃器を触れせられないからと、「弾除け」と蔑まれ長ドス1本で敵に向かわせて壮絶な最期をとげ、遺骨・遺品すら戻されなかったと語ります。(子供時代の龍平のバカッぷりは楽しめました)

    ミオの川柳は優勝作となり4年に1度の川柳ワールドカップを目指そうということになります

    ミオの思い出す最期の話は終戦直後の焼け野原の東京で隼と娼婦のタエとキクがここに公園を作ろうとして奔走する話を回想します。会長長谷川松助も協力して公演は出来るのですが(キクがGHQの将校の愛人となるコトで公園は立ち上げられるのでした)、タエとキクとは別れれてしまいます・・・。
    でも約束した再会を守り今のミオの前に同様に腰の曲がったおばあさん二人が公園に現れ『隼は今も心に生きている』とこの公園を守ることを心に決めるミオでありました。





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    2014/07/20 01:08

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