満足度★★★★★
考えなければならない
東日本大震災という重いテ-マを取り上げているが、日常生活を坦々と描くことでその現実感が出ていた。さりげない会話は、流されがちだがジャ-ナリストを登場させることで、日常会話に潜む憤りや悲哀が鮮明になる。そういう意味では、しっかりした脚本に見事な演出を施した芝居だと思う。また、役者の演技は確かであり、見事なキャスティング、そして舞台セット、音響、照明等、全てに満足しました。
ここからは、独白…地震・津波は天災とすれば、原発問題は人災であろう。しかし、観念的には被害にあった人達の苦しみは分かるが、どこか醒めているような気がしている。それだけに時間が流れると風化しそうになり怖い。再演ということだが、このテーマは都度上演してほしいと願うものである。
隠すことは優しいことではないが、考えなくなることは、無知を通り越して恐怖に繋がる。本公演を観て強く感じたことである。
今後の公演も期待しております。
2014/07/21 10:25
「観てきた」へのコメントありがとうございます。
TOKYO ハンバーグの仲村です。
丁寧なコメントありがとうございます。
そのように感じていただけたこと、とても嬉しく思います。
これからも成長して参りますので、今後も応援よろしくお願いいたします。
この度はご来場いただきありがとうございました。