愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました! 公演情報 愛、あるいは哀、それは相。※無事公演終了致しました。ありがとうございました!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    派手さは無いが
    震災で地元を離れた三姉妹とその三姉妹と間近に関わっている人々の話。重いテーマながら、変に大袈裟に描かず、登場人物それぞれについて震災に触れようか触れまいとしようかの気を使う感じの心情を丁寧に描くことにより、
    派手さはないものの、心に響くものを強く感じた。よい舞台であり、改めていろいろと考えさせられた。ただ小道具の新聞、一面とかを客席に見せない方がよかったかな。そこだけ現実に戻されてしまう感があったので(座る位置にもよるが)

  • 満足度★★★★

    公開ゲネにて。
    公開ゲネの方を拝見させてもらいました。コリッチでの知っている方もチラホラ。
    再演で要領を掴んでいるからか、ゲネの段階でも完成度は高かったと感じる。物語に設定されている地域には、自身が何度も足を運んでいるので、地元の細かい情報に始まり、舞台美術の精巧さには目が自然と行きます。とても大切なテーマであると思うので、もっと欲深く、情念が込められて欲しいシーンもあった。
    本日千秋楽ということで頑張って欲しいです。

  • 満足度★★★★★

    無題1181(14-229)
    19:30の回(やや曇)。18:50会場着、で、地階へ下りようと思ったら目の前に受付、ここで受付するのは初めて(開場時間には定位置に戻っていた)で、いつも受付しているのかしていないのかはっきりしないことが多かったので、とても新鮮。

    初日はゲネプロでしたので、特に座席誘導はありませんでしたが、今夜はお客様いっぱい、場内誘導している仲村さんはよく通る声で、何よりも一語一語聞き取りやすく、また対応が丁寧で、テキパキと動いていました。

    2回目です。座席が舞台に近づいたので多少観難いシーンもありました。下手テーブルに椅子が4脚、手前の2脚の背もたれ部分が役者の顔に被ってしまうのでちょっと残念。

    一方では、照屋さんのゲーム中の細やかな視線の動き、光藤さんの握りしめた両手、奥のテーブルに座っての表情、どこをみても自然なものに感じました。

    帰ってから確認すると…内藤さんは「実験都市(2011/7@MOMO)」に出ていらしたのですね。G.comはこの作品が初めてでしたので「闘争か〜」は未見です。

    観終わって、やはりこの作品は続けなければならず、また成長もしなければ…と強く感じました。また出会えることを楽しみに…

  • 満足度★★★★


    震災に関する舞台なので、言葉は悪いがちょっと説教っぽくなることを心配していましたが、そんなことのないいい芝居でした。それでいて、震災とほとんど接点のなかった自分に、福島に生きる人、離れた人の気持ちの一端を教えてくれました。

  • 満足度★★★★★

    やっぱりこの劇団は素晴らしい!
    再演とはいえ、2年前とは違う新しい感動!素晴らしい役者さん達!震災で受けた心の傷、背負うものは人それぞれ、周りの人々の思いもそれぞれ、どれが正解とはいえない、でも共通するのは人を思う優しい気持にううるっとなった。清見雄高さんのBGMも素晴らしい!

  • 満足度★★★★★

    考えなければならない
    東日本大震災という重いテ-マを取り上げているが、日常生活を坦々と描くことでその現実感が出ていた。さりげない会話は、流されがちだがジャ-ナリストを登場させることで、日常会話に潜む憤りや悲哀が鮮明になる。そういう意味では、しっかりした脚本に見事な演出を施した芝居だと思う。また、役者の演技は確かであり、見事なキャスティング、そして舞台セット、音響、照明等、全てに満足しました。

    ここからは、独白…地震・津波は天災とすれば、原発問題は人災であろう。しかし、観念的には被害にあった人達の苦しみは分かるが、どこか醒めているような気がしている。それだけに時間が流れると風化しそうになり怖い。再演ということだが、このテーマは都度上演してほしいと願うものである。
    隠すことは優しいことではないが、考えなくなることは、無知を通り越して恐怖に繋がる。本公演を観て強く感じたことである。
    今後の公演も期待しております。

  • 満足度★★★★

    心が痛くなりました
    ゲネプロを観劇しました。観終わって、今も尚、苦しんでいる人がいる事、解決されていない事が沢山ある事、これからも様々な問題が続く事・・改めて考えさせられました。苦しんでいる人達を思うと、心が痛くなりました。地鳴りのような音は、震災の日を思い出し、怖くなりました。気を遣う事は隠す事・・気を遣うふりをして、都合の悪い事は隠してしまうという事を感じました。役者さん達の演技も良かったし、心が痛くなりましたが、心温まる舞台でもあり、考えさせられる事も多く、良い舞台でした。

  • 満足度★★★★

    考えることを止めてはならない
    再演との事ですが、初演からの時間を経て、この時期に再演する意味は
    大きいと感じました。あの時から一人ひとりのストーリーは続いていて、
    様々な事情や思いを抱えながら、いまも、そしてこれからも、生きていくのですからね。
    日本人として忘れてはならない、考えることを止めてもならないと、
    改めて問いかけられたように思います。

  • 満足度★★★★★

    珈琲の香り。
    再演の作品という事ですが今回初めて観劇しました。会話劇が緩やかに繊細に舞台上で流れていくところに観ごたえを感じました。劇中に実際に珈琲豆を挽いて珈琲を入れる時の仄かな香りと、東京では聞き慣れない方言での会話に、全体に柔らかい雰囲気を感じました。題材が震災の事だったので、私自身劇場に着くまでどこか気持ちが緊張していたところがあったのですが、このお芝居を観に来てよかったと、観劇後思いました。

  • 満足度★★★★

    再演だそうですが・・・・・
    テーマを考えると何か時代の節目節目にはブラシュUPして上演するべきでは?とか勝手に思った、あの「03/11」のその後の話です。基本は登場人物の行動が投げかける正解といえるものが無い、問いかけのような感じを受けました。んで、何か一味足りないかなぁ・・・とかも思った。しかし、舞台の完成度は高かった約2時間(予定は1時間50分です)

    ネタバレBOX

    基本は伊勢神宮の近くにある、ゆる~い経営の喫茶店「ホットライン」(昼のランチも20食ぐらいで余る時もあり、朝は7時からのモーニングやってるが弊店はあいまい・・だいたい19時までには閉めてしまう。)で。そこに東日本大震災での原発そばの町から両親と死別して疎開してきた3姉妹と関わる伊勢地元の方々の交流が基本です。(喫茶経営陣が姉妹の親戚です)

    上手だなぁと思ったのが折りにつけ入る伊勢の土地の説明でした。
    リアル感がよかった(^^)

    ただ登場人物(伊勢側)の数がそこそこ多くて、ちょっと理解に時間がかかったかな?放射線・子供・次代の担い手=女性がメインで生活や人の思い→行動が坦々と語られてゆくのがよかったです。飄々とTVゲーム(昔の喫茶店にあったテーブル型→花札ゲームのようで、五光がでて皆で記念写真撮るシーンはホノボノしててよかった(^^)、よく筐体見つけてきたなぁ=ホントに電源入ってるのかしら(^^)を喫茶店にやりにくる常連の畳み屋→蓑田さん。他に、黒づくめで鋭い意見をぶつけてくる作家さんの存在感は大変好みでありました。

    キャスト紹介のパンフレットも悪くは無かったが、人物の多さなど考慮すると相関図などにしてくれた方が嬉しいかしら(^。^)?

    開始はちょうど震災当日の避難シーンをフラッシュライトや轟音+逃げ惑う人々で再現です=津波に飲み込まれてしまうと、叫んでいた人々が急に無言になり立ちすくんで見てるしか出来ないというシーンは心に残ります。

    将来好きな人の子供を生むであろうコトを踏まえての疎開(姉妹という設定が生きます)であったが、取材で再び福島に行ってきた作家甲本(コウモト)氏から次女の婚約者の死亡=遺体確認がとれて、故郷に戻るコトを選んだ真帆の行動も納得はできるものの、これもまた正解の無い回答だよなぁ・・と琴線に触れました。

    三女の夏帆には転校先の高校で彼氏らしき人も現れたり、喫茶店のマスター君も震災で延ばした結婚式を5月には執り行う運びとなり。だんだんと明るき兆しがみえますが、物語は丁度1年後の03/11を迎えたところで終劇となります。

    チラシのあおりにあった通り。気を遣うことは、無いものとするのか?隠すのか?現実を認めさせるのか?ほんと答えは見えない問いかけだなぁと思えた、心に響く舞台でありました。


  • 満足度★★★★

    公開ゲネにて。
    音響の良さと切ないストーリー、役者陣の好演。しみじみしていいですね。
    人の優しさにはジーンときました。
    設定年齢が厳しかった人がひとり。。。

  • 満足度★★★★★

    無題1171(14-219)
    14:30の回(晴)。13:30受付、14:02開場。

    会場を八幡山(2012/3)から新宿御苑に移しての再演。劇団として再演は過去にもありました…私が「TOKYOハンバーグ」を初めて観たのが「髪結う時」の再演で(2011/5@千本桜)、確認すると本作で真帆役の新妻さんが出ていらっしゃいました。小川さん、光藤さんはその次の「百光年の詩」で。B.LET'Sのお二人、土田さん、永島さんは「春の遭難者(2014/2@「劇」)」「箱の中の4人(2014/5@LE DECO」。

    公開ゲネプロです。客入れのときにBGMなし、14:14/14:25前説、S.E.何かが迫り来る…。

    14:30開演〜16:25終演。初演時とはメンバーが異なりますが、コーヒーの香り、ほんのりと射した照明の先にあるカウンターや椅子が沈黙によって語りかけてくるような余韻が会場を後にしてもずっと続いているような気がします。

    夏帆役の光藤さん、初演のときはまだ幼さの方が勝っていたという印象ですが、本作(役柄上)では、より大人に近づいているように感じました。

    三姉妹が見つめ続けるその先…それは遠く離れた故郷であり、また、これからの何年〜何十年なんだろうと思うのでした。

    アンケートより:
    夏になると冷房が効きすぎる会場が多いのですが、半袖・薄着だとちょっと寒かったのではないかと思います。

    ネタバレBOX

    雑記です

    下手、お店の入り口(ドア)が少し開きぎみ?

    甲本と姉妹との関係をもう少し広げ、掘り下げても良かったのではないか…初演から2年、震災から4年経っているので…部分的な改定があっても、という気もしました。

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