トウサンの娘たち 公演情報 花企画「トウサンの娘たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    勿体なさすぎ
    最前列で観劇したが、プロンプターの声が…。
    トウサン役=主人公(作・演出家本人でもある)は、体調不良なのか練習不足なのかセリフが入っていなかったようだ。特に、最後の山場のシーンまでプロンプターの助けがあった。さらにプロンプターの喋り内容とセリフが異なり、結果として何を訴えたかったのか曖昧になった。主人公は、哲学者の西田幾太郎博士をモデルにしているが、その学者としての考えが示される重要なシーンが…本当に残念である。

    ネタバレBOX

    ストーリーは、大正から昭和(戦時中)にかけての西田家の家族生活を中心とし、そこに出入りする門下生、編集者の交流を描いている。しかし、激動の時代に生きた学者と家族(特に娘たち)という設定に絞っているのに、家族の愛憎が浮き彫りに出来ていない。本来なら「哲学」「戦争」という重要なキーワードがあるので骨太な作品になっていたと思うが…。脚本は面白いと思うが、それを上手く演出出来ていないこと、また演じきれていないと思うと、本当に勿体なく残念でもある。
    今後の公演に期待しております。

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    2014/07/17 23:58

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