満足度★★★★★
愛読書にしたい舞台
気付けば、初日、12日昼、13日昼夜、16日昼夜と観劇していました。
繰り返される場面・台詞。
同じなようで同じではなく。
中屋敷さんらしい言葉の扱い方が、とても好みでした。
演じている役者の若さや精錬されすぎていない点等が、
いい塩梅に、現実味を加味していたように思います。
何度観ても、後半は、ラストに近づくにつれ、
呼吸が浅くなり、胸がえぐられるような気持ちは薄れることなく、
声をあげてしまわないように組んだ手に込めた力のせいで、
拍手もままならない状態になっています。
乱痴気を経た後半の舞台が、どう変わるのか、変わらないのか、
とても楽しみです。
好き嫌いはあるかもしれませんが、
私にとっては、この舞台は、本当に好きな小説のように、
人生において、何度も繰り返し味わいたい、そんな舞台でした。
ユニット「なかやざき」としての第2回公演も楽しみにしています。