おとこたち 公演情報 ハイバイ「おとこたち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    エレメント
    面白い。130分。

    ネタバレBOX

    山田(菅原永二)…若い頃精神病みかけるが、苦情受付の仕事を定年までやりおおす。70後半で認知っぽくなり(年金受給前に暗殺される等)、老人ホームへ入所。一番友達想い。
    鈴木(平原テツ)…薬品販売会社を退職するも、家庭内で孤立し行き場を求めたゲーセンで若者にボコされ死亡。息子から暴力を受けていると話していたが実は鈴木が暴力を振るっていた。
    森田(岡部たかし)…バイト先の女・純子(安藤聖)と不倫。純子と妻・良子(永井若葉)が繋がっているとツユ知らず、純子と別れることに。一晩で4回した。
    津川(用松亮)…酒と焼き芋が好き。俳優。若手女優(安藤聖)にゲロして追放され、舞台俳優になるが、やはり女優(永井若葉)にゲロして無職に。自宅火事で九死に一生を得て宗教の道へ。ヘマやらかした後、死亡。
    鈴木の息子(用松亮)…鈴木の葬儀に寝巻きで来て山田に注意される。幼少期、マジックが微妙に下手。
    花子(安藤聖)…鈴木の妻。反抗期な息子を庇う。
    純子…森田の彼女。バイトをやめて処女デリヘルに勤務。
    良子…森田の妻。森田いわく背中で語る系。ガンに苦しみ家族の名を呼び続けるが、森田の名前は呼ばれなかった。

    舞台右上に数字が投影されているのが山田の年齢と開演後ほど無くしてわかる。24歳頃の若き日のカラオケ騒ぎから、面々の状況とかが変わっていき、その生き方(というか足跡、爪あと)を描きだす。
    カラオケマイクで人物紹介やらナレーションやらをしたり、映像や小道具で保管していく舞台スタイルはテンポも良くて入り込みやすい。会話のユーモラスさも十分で声出して笑える。

    おとこたちってタイトル通り男たちの話で、基本人生のツライ部分を描いている。笑えるとこが多い作品ではあるけど、やっぱり苦々しい。こんな苦しさとどう向き合っていくのよと思わなくもない。だた、それでも落ち着くトコに落ち着くんじゃないって気楽さもちょっと感じなくも無い。

    宗教団体職員の安藤聖がかわいいと思う。

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    2014/07/13 21:48

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