夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!) 公演情報 宗教劇団ピャー! !「夏といえば! に捧げる演劇儀式 〜愛と絶望の夢幻煉獄〜(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    何だかよく分からなかった
    ・・んだけど、割と面白かった。

    なんでかなー、って思うと、
    「あれ、これって誰かの夢なんじゃないか」
    と思った。

    夢だったら支離滅裂なのは当然。

    でも、個々のイメージが強ければ割と見れる。と、思う。

    ネタバレBOX

    子供が喜びそうなシークエンスがあったかと思うと、
    途端に泥沼になる。

    意外と真理を突いているようで、
    偉人の名言を茶化したかのような出で立ちで、
    急に世界の終わりのようなモードに切り替わる。

    サッカーで言うなら、緩急しかない。
    80分を通しての哲学のようなものは皆無。

    でも、底に流れる不安はつながっているようにも見える。

    それをうまく説明しようという言葉は無い。

    でも、まぁそれで良いのかも。

    世の中の、上手く状況を説明した大人たちの言葉のほとんど全てが的外れだ。
    簡潔に何かを説明できるならわざわざ演劇をやる必要は無い。
    詐欺師か政治家になれば良い。

    ひょっとしたら台詞は必要ないのかもしれない。
    舞台上で役者個々人が慰め合い、殴り合うきっかけの為に存在するにすぎないのかもしれない。
    でも、それは日常の人間社会の中でもありふれた光景なのかもしれない。
    大抵の会話が他人にとって不可解で無意味だ。
    ただ、それぞれのグループがその約束を分かり合ったフリをして人生を消耗する。

    地方に持っていったら、大抵のいい年をした大人たちが怒って途中で立ち去りそうだという意味で、
    今最も東京らしい劇団と思って間違いないと思う。

    これからも、「こんな舞台を観るのにお金を使うなんて」と言われる舞台を作ってほしいものだなぁ。
    逆に作品を作り続けると言うことは、この作品以外のすべてが無意味と言う事にもなりかねないから(勘繰り過ぎか(笑

    一見、フェリーニのようで、姿勢はパンクなんじゃないかなぁ・・要望を言うなら、もっともっとパワーを!

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    2014/07/10 23:18

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