満足度★★★
現代劇…碧の幻燈
まったく異なる劇風が2作上演なので「観てきた!」は分けて記載する。
本公演は、現代劇。それも最近話題の八ツ場ダム建設に伴い、群馬県長野原にある川原湯温泉が水没するニュースを連想させる。
インターメディアを利用し公演に刺激を与えようとしていたのが印象的である。現実にある問題を題材にしたような内容であるが、その描き方があまりに個人の情緒的感情で、そこに暮らしている人々の苦渋の選択をせざるを得ない、という切実さが伝わらない。もう少し社会性に鋭く踏み込んだ描き方を期待したが…
上演時間60分、少し物足りなさが残った。今後の公演に期待しております。