臘月記 公演情報 虚飾集団廻天百眼「臘月記」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ネタばれ
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    ネタバレBOX

    虚飾集団廻天百眼の【臘日記】を観劇。

    戯曲は岸田理生で、この劇団は寺山修司などのアングラを主に行っている劇団だ。
    劇場に入るや否や、客席に血のりがかかるので要注意!と防御用にビニールシートを配ったり、前席を陣取っている熱狂的なコスプレギャルがいたりと、アングラがやや秋葉的なノリで変だが、劇場は熱気ムンムンだ。
    そして久しぶりの小劇場で味わえる高揚感はたまらない。
    がしかし........、岸田理生のアングラ感をただの奇妙な世界観としているのが解釈の間違いで、背景に描かれる政治的背景をお座成りにしている辺りが世界観を全く駄目にしている、いや理解していないのではないのかと感じてしまう。世代的には岸田理生には関係ない、観た事もない世代のようだが、現代口語演劇が演劇界を席巻しているなか、このような反逆精神は非常に交感が持てる。
    次はオリジナルで勝負してもらいたいものだ。
    でも二度と観ないと思う。

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    2014/06/30 23:27

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