満足度★★★★
作品に引き込まれた
大変面白かったです。
謎多き近江屋事件をボクラ団義の解釈で描いたifの物語。
時代背景や人物像、人間関係が丁寧に描かれていて、2時間半をあっという間に感じるほど引き込まれました。
伏線やどんでん返しは控えめ、そしてダンスもやや短めで、
いつものボクラ団義とは少し違って直球で勝負してきたのかな?という印象で新鮮に感じました。
開演直後は早ゼリフと方言がやや聞き取りづらく不安に感じましたが、
徐々に慣れてきて違和感が無くなりました。
正直、どこが史実通りでどこがアレンジなのかが分からない程度の知識しか無いのですが、話の大筋は初見でなんとか理解できました。
アフターパンフレットに史実との差違が解説されているのは親切だなと感じました。
その辺を理解したうえで、リピートすると一層楽しめそうです。
個人的にはタイトルが今ひとつしっくり来なかったかな。
龍馬が咆吼するシーンは涙腺を刺激されるほど熱く感じられて、好きなのですが。