マリオネット「夏の夜の夢」〜ホラーにも神秘がある
衣装がファンタジックだ。
野生動物やドール、寓話をイメージして作った衣装は、ともすると学芸会となる。仮に、『姫君』が馬力エンターテイメントを提供しなかったら、舞台美術の評価もきっと180℃転換したことだろう。
『Freak box-the:FINAL-』が三部作まで継続した根拠はわかる。一つのリトルワールドだ。
タップ・ダンスに関してはプロに近い技術であった。バレエダンサーも、太い足にめげず、華麗に初心者向けテクニックを披露した。『東急ハンズ』で買い占めれば済むレベルだった演目がマジック・ショーだ。しかし鑑賞する価値はある。