Freak box -the:FINAL- 公演情報 姫君「Freak box -the:FINAL-」の観てきた!クチコミとコメント

  • マリオネット「夏の夜の夢」〜ホラーにも神秘がある
    衣装がファンタジックだ。


    野生動物やドール、寓話をイメージして作った衣装は、ともすると学芸会となる。仮に、『姫君』が馬力エンターテイメントを提供しなかったら、舞台美術の評価もきっと180℃転換したことだろう。


    『Freak box-the:FINAL-』が三部作まで継続した根拠はわかる。一つのリトルワールドだ。

    タップ・ダンスに関してはプロに近い技術であった。バレエダンサーも、太い足にめげず、華麗に初心者向けテクニックを披露した。『東急ハンズ』で買い占めれば済むレベルだった演目がマジック・ショーだ。しかし鑑賞する価値はある。

    ネタバレBOX

    ここでアメリカに伝わる 小噺を ご紹介したい。



    キャサリン「今度 オハイオのショッピング・モールへ遊びにいきましょう」

    ドール人形「嫌だわ」


    キャサリン「なぜなの?あなたの お友達が たくさんだと思うわ」


    ドール人形「それでも…」


    キャサリン「わけを教えてちょうだい」


    ドール人形「視線が耐えられないの。あなたへのよ」




    「ドール」は何十年という汗を吸収する、いわば少女の形見だ。少女にとって、ハネムーンへ旅立つまで最も肌を密着させた人物でもある。


    『Freak box-the:FINAL-』は そんな「愛憎」まみえる人形社会で、大人を刺激する。

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    2014/06/27 00:12

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