満足度★★★★
「アインシュタイナー」セリフとテンポのギャップ
UTSUKE未来編「アインシュタイナー」を鑑賞。未来編で二回目。
初回に比べてもテンポが良くなり、コメディとしてどんどん錬られている感じ。元々コメディーは舞台として難易度が高いと感じてるいる中観たので、綺麗に持って行く演出に驚くとともに、会場一体になって笑えるシーンが満載で、その一体感を味わうことは、その場にいて感動すら覚えた。
その上でこの作品の本当に凄いところは、その軽快なテンポで良作のコメディ-に仕立て上げている中、ぐっとくるセリフをちりばめられているところでもある。
ネタバレしすぎるのはいやなので、一部伏せ字を使わせて頂くが、「見えないモノを信じるのが○○さ」「僕も○○は一度きりだからこそ面白いんだと思うよ」「僕は○○○を辞めないといけないな」などなど大きな笑いの中にちりばめられたこれらの言葉は、『あ~面白かった』という観劇後の感想に、何か心に引っかかる感動の棘として、胸に刺さっていることに驚かされる。
初めて観たときですら、これらのセリフが残っていたけど、3部作全てを観た上で、「○○に○○ず」のセリフを博士が言ってることに気付いたとき、鳥肌が立つほど感動した。
やはりこのギャップがこの作品の最大の魅力なんだろう。
coritchでもランキングTop3に入ってるということが充分うなずける。
また観たい。
博士お二人の作品の引っ張り方、○○○職員のお二人・政治家のアクセント、そしてスチールさんの間の良さ。
これはやはり良作。思い出すことも幸せだから。
その上で評価は☆4つ。次回、更にその次への期待をわざと大にして。