満足度★★★
もう少し観たい
幕末の吉原・遊女屋を舞台に、そこで働く女性や通ってくる客達との戯れ。遊女の儚さを描いたと思うが、その想いは伝わってこない。物語は中途半端に終わった印象を受けた。公演時間は60分だったが、短かったのでは…。遊女屋に居る何人かの女性の生い立ちや身の上など、観客が感情移入できるような場面がもう少しあってもよかった。
なお、遊女屋の一室と縁側の舞台セットは夢幻感、緞子衣装は妖艶な雰囲気が漂い見事だった(あの規模の劇場では限界かも)。
演技で気になったこと…最前列中央で観たが、役者が体調不良なのか滑舌悪く、声もかすれていた。重要な役どころなので残念であった。
今後の公演を期待しております。