満足度★★★★★
千秋楽!
共に観た友人も言ってたのですが、一度観て、なんだかわからなかった箇所が、再び今日観て、はっきりとわかった気がする。ああ、そうだったのか、だからこうなるのか、と。ちなみに友人は 役者(舞台)経験あり。作る側、演じていく側として観ていくひとであります。
リング舞台は もうクエストの呼び物になりましたね。最初はビックリしましたが、ひらりとからだの重量感を感じさせないリングへの登場の仕方、そしてそこからのハケかたは何回観ても鮮やかですし 彼らの殺陣は プロレスにも通じるかな、って思ったり。
また多くのひとがここに書いているように リング舞台と観客席の近さ、すとんとリングからハケた役者の衣装がふわりと触れる。舞台で彼らが、裾を翻せば、そのはらんだ風が頬にふれる。
演じている役者の顔と
舞台(リング)からそれを見守る役者の顔
近いからこそ 感じることのできたこと、たくさん。
すぐ、目の前に見えた SUMIOさんの鍛え上げた脚の筋肉が躍動していたのが美しかった。
言葉より 五感で いろんなものが入ってきた。理解、というより感じ、触れることができた。
私もまた自分の狙い目の席には座れなかったが どこに座ってもアリーナ、ここが一番良席と思わせてくれるパノラマな舞台である。
それがどう美しく、キレがあって
と いくら書いても 観ていないひとに想像しろ というのは無理な話。
観るというより 体感、体験させてもらえるのが クエストの舞台。
壮大に 浮き沈みしてこそ人生 って台詞が 私は一番好きかなあ
千秋楽、客席にひとり 小学生と思われるキッズがいたのだが 彼の目にベニクラゲマンのヒーローぶりはどう映ったろうか、気になる。
今回、2度こりっちに書かせていただいたが 初回より今のほうが幸福感が増している。いや、一夜あけたのにまだ余韻が消えない。
終わったことが、信じられない。