怪獣使いの娘たち 公演情報 味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演「怪獣使いの娘たち」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    壮大な作り話ではありますが
    すぐに、とある作品を思い出してしまいました。

    ネタバレBOX

    どこかの島に権力者がいて、三人の娘がいて、独特のマークを持つ宗教があって、不思議な現象が起こって町が衰退するという話は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作『祈りと怪物 ~ウィルヴィルの三姉妹~』に似ていました。

    祈りと怪物では、超能力者によって不思議な現象が引き起こされましたが、こちらは、夢を見ると絶望する絶望病が蔓延したのか、あるいはめったに咲かない島独特の花の花粉が原因の病気のせいなのか、はたまた全ては花粉による幻覚症状に過ぎなかったのか、人々がどんどん醜いウサギになっていくという現象が起こりました。

    夢を見ることのできなかった権力者だけがそのまま生き残るという悲しい話なのか、現実主義によって生き延びることができたというめでたい話なのか、ブラックな結末でした。

    三人の養女役を演じた味わい堂々の三人が素晴らしく、特に何かを企んでいるような浅野千鶴さんの優しい表情は素敵でした。

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    2014/06/20 05:56

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