デッサン 公演情報 SPIRAL MOON「デッサン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ちょっとストレートな感じ
    最近観た「月の岬」、「海と日傘」のイメージが強かったので表現手法の違いに戸惑った。

    ネタバレBOX

    若年性認知症を発症した主人公、高峰雪絵の記憶をたどるように、夫と出会った高校時代から現在までのエピソードが、時間を前後しながら物語は進行する。
    語られるのはその時々に出会った人々との日常の些細な出来事であり、直接認知症と関連付けられるものでない為、それぞれの場面がどんな意味合いを持つのか疑問を持たざるを得なかった。
    姑が、ハードディスクに保存されたテレビ番組を消去したり、雪江がキャンバスに描き続ける絵を認知症である自分に重ねて語る場面などは、ちょっと直截的な表現に思えて私は好きになれなかった。
    一面ガラス張りでサンルームのような画家のアトリエをイメージしてのことだろうか。素敵なセットなのだが食卓のシーンなどにはちょっと不似合いな感がある。床に敷き詰められた紙片は様々に彩られた彼女の思い出たちの残骸なのか。

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    2014/06/13 13:30

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