毒舌と正義 公演情報 ワンツーワークス「毒舌と正義」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    話し合い
    高校の修学旅行先で起きた生徒達の問題行動、それに対応する様々な立場の引率教師達。宿泊先のホテルの一室で各々集まり会議、また会議。
    学校法人の有名進学校から同系列の底辺校に移動させられた阿久津先生を主軸に話は進む。前任校の事件と交差するので、その疑問が解明されるまで最後まで気が抜けない舞台でした。舞台中央を囲む、椅子の配置等も面白い見せ方と思った。もー、教師って大変!って実感した。
    阿久津先生と実藤先生の叩きあいは見ていてハラハラしたが。このメンツの中で若い先生たち、奮闘していたと思う。
    約110分。

    ネタバレBOX

    修学旅行先で生徒同士の喧嘩が発端、男子生徒が女子生徒の部屋に入り込み荷物を漁る事件も起したり。それについて9人の教師達の話し合いと間に入る添乗員とホテル従業員、生徒は出てこない。
    教育なのか暴力なのか体罰なのか、問いと答えを巡る裁判、それの裁判記録、生徒たちの葛藤。
    感情をあまり表面にださない学年主任の実藤先生や、全体の均等を保とうとする物理の度会先生が、今時の四角四面で信念ある教師像なのかな。
    教頭先生は裁判を起した阿久津先生をあまり良く思っておらず学校側として敵視しながら接していた、と思っていたがどうなんでしょう。最後の阿久津先生の生徒から信頼度の表れが嘆願書の形になって出されたのは救いだったけど、どうしてそれほど慕われていたのかの描写がなかったような。自分が見落とした場面だったかな?

    ネズミが超有名なあの場所で起こった暴力事件、高校でその場所が修学旅行先という事は関東以外の学校なんだろうか。今回の先生達の対応ぶりに、つい先日の長崎の被爆者に暴言を吐き、ニュースネタになった事件をふと思い出したりして。

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    2014/06/11 12:02

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