満足度★★★
かみ合ってない感じ
細川作品が池袋と大塚で重なっていたら観たいわけで、拝見。
いろいろと背景がわからないようにされていて、そこがもやっとしたり、
選曲がずっとおどろどろしい音楽で、そんなにメリハリのない選曲をしなくてもいいのに、と感じたり。
それから、休憩も。そんなに長い作品でもないのに、休憩? 正直、初めてです。観る方のテンションが完全に途切れます。休憩前と休憩後では登場人物の気持ちが違っているふうに見えたので、無駄な休憩ではなかったとは思いますが、そこを休憩無し・説明無しで理解させる演出ができたら良かったのでは、と感じました。
もう一つ残念だったのは、声を枯らしてしまった役者さんがいらしたこと。しかたのないことだとは思いますが、聞き取りづらい台詞がありました。
「主犯」の狂いっぷりはさすがの細川作品。
言うこと無しに気持ち悪かったです(褒め言葉です笑)。
コメディホラーということで、重くなりすぎないように配慮をされているようでしたが、笑う気になれない笑いどころもあったりでちょっと残念でした。
オープニングとエンディングのダンスは、目を楽しませるには充分。しかしこのコメディホラーに必要だったでしょうか。
あまりこういうものを比べるのはよくないのを承知で書きますが、たまたま同時期に観た大阪ゲキバカ「ありがとう」のほうがコメディホラーの域に達していました。笑いと恐怖は両立するということを、まさに当日案内に記述されています。充実感のあるコメディホラー、いつか拝見できますことを期待しています。