陽だまりの樹 公演情報 劇団俳協「陽だまりの樹」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    舞台版として見事に再構築された「陽だまりの樹」
     今観るといろいろあるような気もしたのですが、久々に拝見して、やはり、人々やその生き様が物語として生き生きと描かれ見事に舞台版として再構築された「陽だまりの樹」だということを改めて思い起こさせてくれる力のこもった作品だったと思います。

    ネタバレBOX

     横内版では、現在と幕末をつなぐ役割として、手塚治虫、その心の拠り所となっているシャドウとしてのアトム、女性新人編集者で進行役でもある松本を新たに造形しているところが特徴的で、皆生き生きとした魅力的な登場人物たちですが(以前の私の観劇の記憶ではそれぞれの役を中井さん、円城寺さん、深津さんと宮沢さんが演じられていました)、今回の舞台でも霜田さん、岡さん、三角さんがそれぞれの配役をその魅力を余すことなく見事に演じられていたところがよかったと思います。
     ただ、劇場の構造的な制約が非常に大きかったことやセゾン劇場での記憶が残っていることから来ていることはわかってはいるのですが、あえていえば、演出面では、手塚と良庵の早替りや最後の桜の大老樹が朽ち果てる場面(あのクライマックスで最期の一花を咲かせ花びらを散らせる場面はよかったのですが)、手塚とアトムがタイムスリップに使う机の使い方などはあともう少しという感は残りました。

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    2014/05/29 18:06

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  • 劇団員の三宅真衣です。
    このたびはご観劇まことにありがとうございました!

    「陽だまりの樹」二回目のご観劇ということで…きっと役者側もど緊張だったのではないでしょうか。笑
    劇場構造面は、演出、役者併せて今後も改善していく余地があると思います。
    貴重なご意見ありがとうございました。

    今後とも劇団俳協をよろしく願いいたします。

    2014/05/30 02:27

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