陽だまりの樹 公演情報 陽だまりの樹」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★

    千秋楽を観劇。。。
    劇団俳協の舞台を観るのは本当に久しぶり。
    『陽だまりの樹』は以前から観たいと思っていた作品だったので、今回観劇。
    内容については、原作の漫画を読んだことがあるくらいだけど、とても判り易く作られていたと思います。

    ただ、演出は至極オーソドックスで誰もが楽しめる作りなのだけど、逆に言うと”普通”過ぎて正直物足りないと言うか。。。個人的には、もっとひねり(目新しさ)が欲しかったです。


    上演時間:165分(休憩10分含む)

  • 満足度★★★★★

    人に薦めたくなるお芝居
    なかなか長時間でしたが、内容に引き込まれてあっという間でした。
    とても丁寧に作られた作品だなと感じました。戦闘シーンも迫力がありましたし、間の取り方がとても上手でした。
    時代背景が古い設定ですが、その内容は現代にも通じるものがあり、人間賛歌をうたっていると思いました。とても魅力的なお話でした。
    おすすめします。

  • 満足度★★★★★

    50作観て1作観れるかの名作。
    休憩挟んでの2時間40分程。
    そんなに長いとは知らなかったから最初に知ったときにはうんざりした。
    ところが始まってみれば時間が経つのが早い早い。
    というか気付いた時には休憩、次に気付いた時には感動しながら終わりを迎えていた。

    これほどの作品は50作観て1作あるかないか。
    素晴らしい作品に出会えた。

    手塚治虫役、伊武谷万二郎役が素晴らしかった。

    ネタバレBOX

    伊武谷役の凛とした立ち姿の美しいこと。
    そして生きざまの美しさ。

    そして手塚役の一人二役の見事な演じ分け。

    周囲を固めるアトム、編集担当などもみな素晴らしかった。

    休憩直後の雨の音や、客の視界を遮る青いライトなど、どれもこれもこなれていて感心した。

    少し自分の生き方についても考えてみたいと思った。
  • 満足度★★★★★

    泣きました
    開演前のBGMが手塚アニメソングで、まず、なんだか懐かしくていっぱいになりました。アトムという少年が、いい感じでした。テンポが良く、引き込まれてました。安定の俳協さんのお芝居、安心して観られました。

  • 満足度★★★★★

    さすがは…
    俳協である。コメディタッチながら流底には、人としての生き様を鋭く問う骨太なテ-マを据え見応えがあった。タイムスリップはよく見かけるプロットで、目新しさはないが、そんな目先の舞台技術ではなく、人としての生き様を正面から捉えたテーマ性を重視した。人としてどう生きるか、それは誰もが一度や二度は考えるのではないだろうか。それをセリフの応酬で十分表現した。侍として一瞬でも生きがいを見出したい、一方日々の生活の中に幸せを感じる生き方…どちらが正しいかではない。どう自分と真剣に、または正直に向き合えるか。
    その熱き思いは、時に重厚な作風となり重々しくなる。しかし、本公演はアップテンポにすることで、長時間にもかかわらず飽きさせることはなかった。
    脚本・演出はもちろん、役者の演技が素晴らしい!
    今後も俳協らしい魅せる公演を期待しております。

  • 満足度★★★★★

    プライド。
    プライドだけでは生きていけませんね。仕事も出来ませんし、相手を思いやることも出来ません。そんなことを改めて教えて切れたような気がします。手塚作品らしくいろいろなことを教えてくださるいい時間でした。しっかりした大木でも手入れを欠かさずにやらないと腐ってしまいますね。何処にでもあることです。次回作も期待です。

  • 満足度★★★★

    舞台版として見事に再構築された「陽だまりの樹」
     今観るといろいろあるような気もしたのですが、久々に拝見して、やはり、人々やその生き様が物語として生き生きと描かれ見事に舞台版として再構築された「陽だまりの樹」だということを改めて思い起こさせてくれる力のこもった作品だったと思います。

    ネタバレBOX

     横内版では、現在と幕末をつなぐ役割として、手塚治虫、その心の拠り所となっているシャドウとしてのアトム、女性新人編集者で進行役でもある松本を新たに造形しているところが特徴的で、皆生き生きとした魅力的な登場人物たちですが(以前の私の観劇の記憶ではそれぞれの役を中井さん、円城寺さん、深津さんと宮沢さんが演じられていました)、今回の舞台でも霜田さん、岡さん、三角さんがそれぞれの配役をその魅力を余すことなく見事に演じられていたところがよかったと思います。
     ただ、劇場の構造的な制約が非常に大きかったことやセゾン劇場での記憶が残っていることから来ていることはわかってはいるのですが、あえていえば、演出面では、手塚と良庵の早替りや最後の桜の大老樹が朽ち果てる場面(あのクライマックスで最期の一花を咲かせ花びらを散らせる場面はよかったのですが)、手塚とアトムがタイムスリップに使う机の使い方などはあともう少しという感は残りました。

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