三月の5日間 公演情報 岡崎藝術座「三月の5日間」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    爆笑!
    土曜日昼。数少ないトークのない回になってしまったけど、しばらく前からチラシを見て気になってしょうがなかった公演。
    岡田利規の脚本をどう演出するのか。チェルフィッチュと同じ演出をしたら見る価値はないわけで。でも、そんな不安を吹き飛ばす圧倒的なパワーがありました!
    最初男が客席後方から現れて独白を始めて。変なポーズを繰り返して「チェルフィッチュじゃん!」とおもったけど、次第に戯曲をそのまま大切にしつつ、全く異なる方向へ飛んで行ってしまう。

    いやー「三月の5日間」でこんな笑うとは思わなかった!
    次の上野も見に行くので、何をやらかしてくれるやら。。。

    大好きな劇団がまたひとつ増えてしまった。

    ネタバレBOX

    前半、モロ岡田演出的な動きが始まるのだけど、だんだん動きが大きくなっていって、過剰すぎるおおげさな動きに爆笑!
    岡田演出で遊んでる感じが好き。

    ミッフィーちゃんのブログでの独白ではミラーボールが回ります。すごい早口セリフで感情的な言葉をポンポンと吐いてゆきます。

    途中、オリジナルでは10分休憩が入るところで客は劇場外に出されます。劇場正面入り口の階段を客席とした野外演劇に移ります。そのとき役者さんがなんとか間を持たそうと喋るユルさが好き。
    暑いので、水を配って、霧吹きを撒いてくれます。

    そして後半戦。
    車がやってきて始まります。
    オペラになったり、もう楽しく遊んでます。
    もうこの時は過剰な演技も素直に受け止めて笑えるようになっているのだけど、回りの静止を聞かずに入ってきたサラリーマンの独白が無駄にすごい熱の入りようで大爆笑!
    休憩前に言っていた「鈴木さんの話」がこれでした。

    で、そこで役者さんから「では皆さん中にお戻りください。今こうしている間も中で役者が演技を続けてますんで」って。
    中に入ると、確かに、今外で演じられた安井くうが鈴木さんに怒られたシーンが、割とチェルフィッチュっぽく演じられていました。この落差がまた気持ちよいんです。

    でも、緞帳は降りていて、その前で演技を続けるふたり。終わると、しばらくして緞帳が開きます。そこには中央に車があって、他の出演者が全ていて思い思いの動きをしていて、で、芝居の最初に出てきたメガネの男性が全裸でポリバケツにうんこ座りして後ろ向きに座ってます!
    首だけ客席に向けつつマイク片手に最後のダイアローグを吐き出して終わります。結構長いので、チラチラと見たくないものがブラブラと目に入ってしまう。。。

    いやー、バカでした!
    こんな「三月の5日間」想像もしてませんでした!
    演劇ファン必見!

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    2008/07/26 17:58

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