満足度★★★★★
柔と剛を使い分けた舞台
5/22(木) 19:30の回観劇。
短編が4本披露されるが、4本ともタイプの違う話で、合計2時間という時間をあまり感じずに観れた。勢いと熱量で押し切るものもあれば、淡々と人と人とのすれ違いを見せる舞台もあり、パワーとテクニック、柔と剛を巧みに使い分けている印象。
タイプが違うと言っても根底にあるものは同じで、「抑圧された精神の解放」であると思う。非日常的な状況の中で限界まで追いつめられた時、人は普段言えない事を言ってしまう。やらない事をやってしまう。そんな人間の滑稽さを、優しい目線で描いている脚本がとても素敵。
次も観たいと思える舞台だった。