満足度★★★★
なが~いお話
いただいた案内ハガキの一言(長谷川栞サン)が、本公演を象徴していた。すなわち、「ながーい歴史をぎゅっとつめた」内容は、壮大なネーチャー及びヒューマンドラマであった。その展開は、宇宙の始まりから現代まで、それも世界中の出来事をピックアップしつつ…。
内容的には75分という時間の中でしっかりテーマを据え(少し教訓的)、悠々とした時空を楽しませてくれた。また、心地よいテンポは芝居を飽きさせない。
しかし、絵空箱という小空間に壮大なドラマを展開させるには、無理があったと思う。規格外企画公演と銘を打っているが、受付案内係役(長谷川サン)を除けば、10名のキャストが登場する。やはり狭い空間では、本公演で見せるダイナミックな演技は影を潜めた。まるで規格外の小さな服を着て、窮屈そうに演じているという印象を受けた。
なお、これは本公演を何回も観てきた比較感想である。
初めて「バッコスの祭」の公演を見る方には、十分楽しめると思います。
2014/05/31 23:44
受付で声をかけていただき、終演後もたくさんお話してくださってありがとうございました。まだ入団したばかりなのでそうやって名前を覚えていてもらえるのはとても嬉しいです。
私もバッコスの作品を見てきてダイナミックなお芝居に毎回感動していたので、今回のような会場でやると知ったときはどんなものが出来上がるんだろうと思っていました。 パワーのある役者さんたちばかりなので確かに少し窮屈に見えたかもしれませんが、私は小さな空間ならではの素敵な世界が 出来上がったのでは、とも思っています。
9月も是非お越しくださいませ。お待ちしております!