期待度♪♪♪♪♪
祖国とはなんぞや?
「1812」。
この数字をクラシック・ファンが聴けば、チャイコフスキーの名を答えることだろう。
「大序曲1812年」
1812年、ナポレオンがフランス軍の大隊列を率い、帝政ロシアへ遠征。
しかし、《冬将軍》に味方されたロシア軍は、ついにナポレオンを追いやった。
舞台『1812』がチャイコフスキーの名曲をモチーフとする作品か どうかは知らない。
ただ、歴史史実に基づく、戦意高揚の、スラブ・ナショナリズムを代表するメロディーであり、その点だと《政治》である。
解説文を読んだところ、「国家の独立と血」から逃げない作品だと思う。
「X―QUEST」や「北区AKTSTAGE」は 特徴的な劇団だ。
もっとも、その劇団員が 世界観、作風、思想、技巧を背負う義務はない。
一方、やはり前者は身体パフォーミング(日大芸術学部母体)が期待されるし、後者は つかこうへいの社会派的表現に立脚する。
つまり、この劇団の劇団員が主要キャストを務める情報から、「こういう舞台だろうな」なる空想はできるわけだ。
私はチャイコフスキー・ファンだ。
法律家を志し、やがて音楽家となり、「現代バレエ」を築いたロシア知識人だ。
果たして、「1812」を超え、「ウクライナ情勢」に関与する、そんなアンチテーゼは発揮するのだろうか。