ロンサム・ウエスト 公演情報 シス・カンパニー「ロンサム・ウエスト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    大人気ない兄弟喧嘩に笑う
    粗暴なバカ兄弟、でも兄は弟に偉そう。兄弟の父親の死亡原因や近所の警官自殺騒ぎ、その町で倫理、更生、努力を試みる、ややアル中気味の神父。
    観劇前は作家特有の閉塞感を占める内容?と予想してたら、兄弟の言動からくる客席の笑いの多さと、歴代のアイルランドを舞台とした閉鎖的だけど泥臭さの少なさに「あれ?」と違和感。
    なんかもう少し深層がある話のように思えたんだけど。
    最近の翻訳劇は家族間、特に兄弟喧嘩で誹謗中傷、罵倒を繰り広げる題材が多いような気がするが、たまたまかな?

    小川さんと二村さんらしい舞台セットだった。神父とガーリーンの場面セットは面白かった。
    約100分。

    ネタバレBOX

    コールマンとヴァレンの軽いアホな行動と怖さが入り混じった言動等、時々甘え上手な面も見せて牙を隠した凶暴なだめんずのような。いい感じにバランスも良く、役者さんはいつも通り上手い。
    神父自身の宗教への苦悩からの行動と長台詞は見応えあり。
    紅一点のガーリーンの神父への思いと、少女から女への成長と行動や兄弟へあれだけ言っても空しい兄弟喧嘩を繰り広げられると投げ出したくなるわな。
    アルコールとマリア様と不毛な会話で喧嘩、見ていて喜劇悲劇の内に鈍詰まり感を味わったような感じでした。

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    2014/05/13 01:28

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