サバイバーズ・ギルト 公演情報 ナイスコンプレックス「サバイバーズ・ギルト」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    多くの人に観て貰いたい
    楽日に観劇したので、色々なかたが言っていますが、時間さえあれば複数回観たいと思える作品でした。


    先ず、前説は作・演出のキムラ真さんがされると思いきや、劇中でも使用される文字の投影を使ってでした。
    人は文字を読むと集中出きるので開始直前のあのタイミングにぴったりだと思った。
    あの流れで読まない人とかいたらお手上げですが。

    ちなみに、前説で「開演中、お菓子を食べる人は何を食べてるか気になってしまうのでやめてね」と言うのが出てきましたが、良く言って(書いて)くれた!
    注意してくれる事が嬉しいし、良い表現だと思う。
    そういうのを見て、注意された事だけじゃなく、とにかく、小さな音でも気を付けなきゃ!
    と皆が思える様になってくれたらとても嬉しい。

    ネタバレBOX

    劇中で中国人の会話はその投影で翻訳が出るのですが、前説で使う事によって、劇中でそこに文字が出るかもしれませんよ、と自然に刷り込めるので感心。
    後にも色々書いていきますが、演出が効いている、と思えるものが本当に沢山あった。

    翻訳の投影、中国人役のお二人が背が高いからか、少しだけ観にくい場面があった。
    自分的にはネガティブ要素はそれぐらい。

    一部屋で六部屋分を表現するやり方はもうそのワンアイデアだけで面白い。
    ポストの使い方とかもいいね!

    重さをある程度覚悟していたのですが、前半部の各住人たちの日常、人の営みの自然な面白さもあった。

    序盤から子供の泣き声が他所の部屋から聞こえ、慣れてしまえばBGM以下の無意識に沈んでしまうあの感覚はやばい。
    芝居だから、あ、これって。。と意識出来るけど。

    渦中の子供二人は照明と役者の動き、あと泣き声でのみで表現されていましたが、どうなんだろう分かりにくい人とかいなかったのかな?
    と言うのは気になった。

    別の部屋に住んでる夏帆は役者がやっていたのでぼやぼやしてるとごっちゃになる可能性有り?
    実際、劇中で「勘違い」はありましたけどね。
    と言いつつ、自分は理解できた(つもり)なので十分良いバランスだったのかもしれない。

    児童相談所が「異常無し」と判断してしまった事、さすがにあり得ないのではないか、と言う声も目にしましたが、多分、これは再演で、実際に起こった事をモチーフにした作品、と言う事で、当時はこれがあり得た、んじゃないかなと自分は感じました。
    今、あり得ない世の中になっているのであればそれは喜ばしい事かもしれない。

    子供たちが助かって良かったと普通に思う。
    助からない子たちも世の中にはいるんだな。。
    と考えると何とも言えない気分になる。

    助かった後もしっかり描かれていて、この芝居を観て、
    「自分だったらと考えたら同じ様になってしまうだろう」
    そんな風に感じる人は多数いると思う。
    ただ、「どうすればよかった?」と沈み込んでいた加奈の様に、それだけではダメで、共感したならば実際に行動にうつして欲しい、メッセージを込めた作品として、そこまで描いたのは思った以上に素晴らしい、本当に秀逸だったと思う。


    自分の推す劇団員の皆さんは比率から言えば(どちらかと言うと)出番が少ない脇を固める形であった様に思う。
    少しずつキーパーソンが絡み合った作りになっているので、そもそも極端に出ずっぱりの人もいなかったかと思いますが。
    それだけにそれぞれ難しい役をきっちりこなしていた様に感じました。

    今回、笑いの部分は大久保悠依さんが大分持っていった、文字通り面白かった(笑)
    DVDに目が釘付けになる、恥ずかしいですね。。面白かったヽ('ー`)ノ
    こういった部分も入っているのでかなり物語の救いになってるんじゃないかなー。


    ナイスコンプレックス、やはり、今回も多くの人に観て貰いたいと思える作品でした。
    前回より公演期間が短かかったので、色々な人が「時間さえあればもう一度観たい」と言っているのが目に入った。
    自分も同じ様に思ったし(かなり振り絞って皆さん演じられていた様なので、これ以上長かったら死んじゃうんじゃないかとも思いますが)、やはりもっともっと客に入って貰いたい。

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    2014/05/12 00:17

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