満足度★★★★★
無題1100(14-138)
19:30の回(曇)。19:03受付、開場。舞台は「ハイツ木蓮」の一室。下手から、TV、食器棚、ラジカセ、冷蔵庫、レンジ...キッチン。玄関、下駄箱、隣室への扉、襖。中央に木製テーブル、薄い絨毯、畳部屋。どこにでもありそうな木造アパートで、どこも経年を感じさせる色合い。
SE:車、カラス、犬、救急車、話し声、(たぶん)5時になり流れる音楽、さまざまな生活音。
19:25男が現れ一言...。
正面上部に字幕(前説、お菓子は何を食べているのか気になるので禁止...)。
19:31開演~21:45終演。
ハイツ木蓮は管理人室を含め6戸、そこで営まれる13人の人生が描きこまれた作品で、もう一回観ることができないことが唯一の悔やみ。前2作とは趣が違っていて、ひとりひとりの心模様が6戸の空間に満ち、重なり合ってゆく様が自然に観ている者の想いとひとつになってゆくようでした。
常役の佐藤さんは「国語の時間(2013/2)風琴工房」「新しい等高線(2014/3)ユニークポイント」でも観ていて、いつも強烈な個性を感じます。
久しぶりの正宗さん、小学生らしさがよく出ていました。