ワールズダッチ 公演情報 青年団若手自主企画 大久保企画「ワールズダッチ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 「虚実の境い目は、わたしのビニールより薄い」。
    なるほど。だから美術がああなっていたのか。
    いくつかの要素で「サンプル?」って思う部分があったり。でも違う。いえ、そう思ったのは事実です。けれど別物でした。なんか、こっちはソフト。そういえばダッチワイフって柔らかいのかなー。
    冒頭の30分でタイトルに絡んだ話も出るし、人物の背景もひとしきり描かれています。なので一度その辺りで山を越えた気分になるのですが、よく観るべきは更にそこからの部分。対比する姉と妹の関係や思惑を、じっくり。どちら側の言い様も正論ではありますが、一般的には妹の主張に立ちたい人のほうが多いと思います。しかしその妹の行動が正しいかと言えばそうでもないし、対する姉の行動にも全く理解が出来ない訳じゃないけどちょっと距離を置きたい気がする。どちらも自分に正直ではあるのです。ただそれだけじゃやって行けないのが社会的な生活を送る上での人間の性。「性」と書いて「さが」であり、「せい」なのです。

    ネタバレBOX

    全裸になって舞台奥にハケていく姿には爆笑しましたが、それを観て快快(の、小指値時代の)「MY NAME IS I LOVE YOU」でハチ公の間を通り抜ける山崎さんを思い出して余計に笑えました。私だけですか。
    「男は(彼女とは)二人で会わないと会った事にならない」。この台詞には大いに頷けるものがありました。だって、そうですもの。高校の頃の帰り道とか、仲間内で彼女と一緒にいたら如何に意図的にそこから逸れて人目を盗んでキスしようかばっかりを考えていたりするじゃないですか。私だけですか。

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    2008/07/22 01:59

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