ラ・ボエーム(La Bohème日本語公演) 公演情報 RAINBOW-STUDIO シアター・カンパニー「ラ・ボエーム(La Bohème日本語公演) 」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪♪

    オペラに、ミュージカル形式を逆輸入する?




    なぜ日本にオペラは定着しないのだろう。


    藤原歌劇団と二期会が 日本におけるオペラの両巨頭であろう。

    近頃だと、ヤマハホール『銀座オペラ』のように、字幕ハイライト版を上演することで客層の幅を拡張しようと試みる公演も多い。

    だが、新国立劇場に足を運ぶ紳士・貴婦人は なお別次元だろう。


    その答えが「あらすじ」に 記されていたように思う。


    つまり、「リアルな演技でストーリーを追い、歌詞が聞こえる!
    オペラを日本語で「歌劇」と呼ぶならば、その正しい姿が、今ここに!!」


    どうだろう、この挑発的な文面は。


    しかし、「リアルな演技」という、「オペラ」が邪魔をしないアクティズムは、オペラの盲点を突いている。


    元々、イタリアが発祥の地であるオペラは、フランスに輸入される過程を辿った結果、「演劇」「歌唱」「戯曲」「思想」がブレンドされた総合舞台芸術へ進化した。

    もちろん、イタリア・オペラからすると「あんなものオペラじゃねえ!」だろうが、藤原歌劇団や二期会がミュージカル・ファンを吸収できていない要因は、ストーリーを一時停止してしまう「断絶する舞台」だろう。


    その点、本作『オペラ「ラ・ボエーム」』が 自己陶酔する「あらすじ」を読むと、これはもう「新・オペラ」に期待したい。



    会場『ムーブ町屋ムーブホール』へは一度だけ伺ったことがある。
    荒川少年少女合唱団の定期公演で、たしか区長も来賓挨拶されていた。



    オペラ劇のキャパシティとしては小規模である。
    だが、少年少女合唱団定期演奏会のようにコンサート・ホール利用が頻繁であり、音響・残響面の評価は安心だ。



    プッチーニは「近代オペラの父」である。
    フレッシュな歌手、俳優が どう「リアルな演技」をするのか。
    藤原歌劇団も二期会も参考にしては いかがか。

    1

    2014/05/07 23:55

    0

  • コメント有難うございました、主催の長谷川大祐と申します。
    共感していただいたようで、嬉しく思います。
    自己満足にならないよう、出演者一同、ご期待に沿えるように全力で演じます。
    終演後、宜しければ感想をお聞かせいただければ幸いです。

    2014/05/12 14:40

このページのQRコードです。

拡大