嘆きのベイルート 公演情報 ピープルシアター「嘆きのベイルート」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪♪

    ラウィ
     は、現在、カナダ国籍を持ち、カナダで活躍するマルチタレントだ。小説、詩、写真、DJ,などをこなし、その何れもが高いレベルだ。彼の写真は、みすず書房から刊行されているエドワード・サイード著、中野 真紀子訳の「オスロからイラクへ」のカバー写真で見ることができる。自分は、彼と面識があるので、オリジナルを拝見しているのだが、素晴らしい写真である。無論、原作の「デニーロゲーム」も読んでいる。疾走感のあるこの小説を、ピープルシアターならきちんと舞台化してくれるだろう。キャストも充実している。
     どんどん戦争をする国へ変質させられている現在の日本には、アメリカにも軍事的サジェッションを与えているイスラエルの首相、ネタニヤフが5月11日から15日まで、来日する。
    http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press22_000039.html
     これは、一部研究者が指摘する通り、単にネタニヤフの来日というより、彼が、イスラエルの、セキュリティを謳った軍事産業関係者を引き連れて、日本の武器三原則撤廃などに絡め、兵器産業の協力強化、更に東京オリンピック開催を見据えたセキュリティ部門での協力関係進展がはかられているということだろう。つまり、安倍の戦争突入への意思を、更に補強することになる。そして、更に二極化の進んだ日本社会で、貧乏庶民が高い学歴を持つ為には、軍隊にはいる他ない、というミエミエの結末を準備するであろう。
     少なくとも、この程度の危機認識が我々、民衆の側にあるような地平で、観劇したい。なぜなら、戦争で意味も分からず人を殺し、犬死にさせられるのは、紛れもない、我々庶民なのだから。その為の日本の為政者による準備は、夜となく昼となく、国の内外を問わず、空気のように気にも止められず、着々と進められている。気付いた時には、もう手遅れ、ということにならないよう気をつけたいものである。

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    2014/05/03 12:17

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