グローブ・ジャングル 公演情報 虚構の劇団「グローブ・ジャングル」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    千変万化
    リアリズム演劇には作り出しえない、千変万化の劇世界を堪能。
    それでいて題材はリアル。
    汎ネット時代の「現実」が生み出す切実な諸問題は、もはや写実的リアリズムでは描きえないのかもしれないと本作を観て強く感じた。

    本作では根本宗子さんが自分の劇団ではまずやらないハジけた役を演じていて、その滅多に見られない素っ頓狂な演技も併せて楽しみました。

    ネタバレBOX

    死にたい者にしか見えない幽霊(小沢道成)と親しくていた女の子(小野川晶)の目に幽霊が見えなくなるラストシーンが胸に迫った。
    ネットで叩かれ世の中に絶望していた女の子が生きる希望を取り戻すめでたいシーンのはずなのに、幽霊との交流が断たれるのかと思うとなんとも切ない。。
    しかし彼女の今後の人生の中で、幽霊はまた現れたり消えたりを繰り返すはず。すなわち彼女は、今後も生と死の間を揺れ動きながら生きていくはず。
    それが人間の健全な有りようというものだろう。

    それにしても、小野川晶さんの役者としての成長ぶりにはびっくり。その姿を拝見したのは『ハッシャ・バイ』以来だったが、生来の可愛さに緩急自在な演技力と華が加わり、時に大胆、時に細やかな豊かな演技に見入ってしまった。

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    2014/04/09 23:07

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