満足度★★★★
不思議な世界観
本公演は、クラッシックバレエ・コッペリアが題材で、現代のネット社会と新型鬱と呼ばれる病という、2つの問題をテ-マにしたもの…と、当日配付のパンフレットにある。確かに警鐘するメッセージは、自分には分かった。
さて、ストーリーはその進展(記念日からのキッカケ、その後の場面転換は唐突感あり)にしたがって拡がりをみせるが、それをどう収束し結末をむかえるか。手法的には、“やはり”予想されたものだが、それでも面白い。これまた、パンフレットにある、表層をサラリと楽しむも良し、深読みして刺激を味わうのも良し…とあるが、自分は後者を楽しんだ。
公演全体を通して、不思議というか幻想的な舞台空間を作り上げており、魅了された。