満足度★★★★★
無題1035(14-074)
14:00の回(快晴、暖かい)。13:30受付、開場。真っ黒な舞台、上手、床に白い布、数枚重なっている様子。椅子席(座布団)5列、13:56前説(遅れている客待ちで5分押し、75分)、14:05開演「昔々、あるところに…」〜15:20終演。
「ヴォイツェク」を観るのは2回目。ttuが理髪店(だから理髪店だったのか?)2階で演ったのは昨年11月、この公演、演出/出演の石見さんも観ていたそうです。
ttu…刺激に満ち、仕掛けやダンサーの起用、そもそもが普通の会場ではないという(過去の作品でもあった)状況での公演。
対して「戯曲勉強会」の作品は、闇、水墨画のような濃淡だけの舞台、6人の登場人物のうち5人が同じ衣装(みな男物)で、黒、グレー、照明も抑え気味で、鬱積した心理状態のように見えます。あまりBGM、SEを使わず(とはいえ、使い方は工夫されている)、各シーンの以前に、語られる言葉が意味を持ち、物語を積み上げてゆくような構造になっていない(ように感じます)。
石見さんにお訊きすると、翻訳では「全集(2011年鳥影社版)」が良いのでは、ということでしたが地元の図書館にはなかったので、河出書房新社版を予約、500ページ以上あるので通勤時間では無理。
という状況ですので感想らしいものは書けませんが、あえてこの作品に取り組まれたこと、いろんな苦労があり、たくさん試行錯誤されたことを思わずにはいられません。
評価はよくこの戯曲に挑戦したものだ…ということで。
※いつか、「サラ・ケイン」の作品を採り上げて欲しいなと思います。
取り急ぎ。
2014/03/16 00:40
また改めてコメントさせていただきたく存じますが、このようにご評価していただき大変光栄です。
サラ・ケインはまだほんの少ししか読んでおりませんが、いつか挑戦したい作家のひとりです。ありがとうございました。