満足度★★★★
3/16(日)二度見でまったく印象が変わりました
3/12.謎解きパートにもう少し時間が欲しかったかと…
(完全固定の)ライブハウスのセット内にて
「ライブハウスを閉める」という店長と
「このライブハウスは閉めさせない!」と息巻くロッカー、
そして集まってくる色々なものを失ったという人々、
そしてロッカーとその他のメンバー達の(何故か)咬み合わない会話、
波乱の幕開けに「これから一体どう展開しどうしめてくるのだろう」
という期待があったのですが、
(自分が上映時間を2時間40分と聞き違えていたのもあり)
いざ後半戦謎解きが始まったと思ったら
あまり大きく膨らまずにしめに入ってしまった感があります。
(もう少し時間使って謎解きの背景深堀りを
してくれてたら満点だったんですが…)
でもあのオチにはちょっと心が救われた気分です( ´ー`)
3/16(日)夜回
本劇については、初見の際「(物語について)色々といいパーツが
集まりながらも何かその配分/バランスが悪いなあ」
という印象を抱いてしまっていたので、当初☆3つ
(夢にまで出てくる形で翌日までもやもやと気になり、
後半結構細部にこだわり観せてたしなあ、などの点から3.5で☆4つ、
と修正しました)と凡作以上だけど名作まではいかない、
ぐらいに考えていました。
しかし、本日二度見したら、まったくそれらについての印象が変わりました。
(千秋楽終えたのでちょっとネタ出しちゃいますが)
治療→ネタバレ→1点気になる点→オチ
までのバランスについて
(自分が展開を知っているからなのか、1度目でちゃんと把握できなかったのか)
今回そのバランスは非常に良く感じられました。
それぞれのパート、
3:3:2.75:0.25ぐらいのバランスでどこかが不足/間延びしてしまう、
という事なくちゃんと保たれていたかと。
また、(自分は初見時も気になりませんでしたが)
冒頭一部メンバーのぎこちなく見える演技については、
ちゃんとあとの物語につながる伏線であり、
「そういう演技」だと言う事が2度見だからこそ分かりました。
例.ロッカーに対してぎこちなく反応するドラマーが、
その対応の都度ベースに指示を仰ぐように視線を送っていたり、
と細かい演技が入っていました。
そういう意味で文句なし☆4つの作品だと思います。
(ちょっと物語自体のスケール的な所、泣かせ所の量的に
☆5つ届かず、って感じですかね。)
とてもいい物語/お芝居だと思いました。