満足度★★★★★
私は、個人の問題と言って逃げてはいないだろうか。
今回舞台セットが場面ごとに分かれて配置されており とても観やすかった。 最後 議員活動に熱心な男が、首を吊るシーンは、初演にはなかったように記憶いたします。 食べる事にも困る夫婦 投げつけられた千円札で逃げ道がなく夜行バスに乗る夫婦、 警官は、できる限り努力する 現実と理想の中で混乱する、混乱した時に子供のころのミッキーマウスの歌が聞こえる。 議員の男に、つくす女は混乱して急に暴れだす 警官とともにでっち上げの放火騒ぎを作る 考える おかしい 徐々に自分を取り戻す。 夫婦は都会で横断幕をかがげて世間に訴える。 議員活動に熱心な男は個人責任という 夫婦の訴えで世間が注目 逃げ場のない男は首をくくる。 今の社会を 何も飾らずに描いた作品。
私は、個人の問題と言って逃げてはいないだろうか、と考えてしまう。