かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒しえないのか、に関する一考察~ 公演情報 アロッタファジャイナ「かもめ~21世紀になり全面化しつつある中二病は何によって癒されるのか、あるいはついに癒しえないのか、に関する一考察~」の観てきた!クチコミとコメント

  • アルカージナさんは素敵でした…
    さきほど、【A】の千秋楽を当日券で拝見しました。うん、やはり、アルカージナ役の方がずば抜けてる。マーシャ役の方もしっかりしていました。正直、チェーホフは何度みてもかったるいっていうか、スローでつかれるというか…チェーホフ、初心者には向かないと思います…くれない的には好きになれないのですが、辻さんがたたれてたので、2時間さほどあきずにみれました。最後席から見守る松枝さんの刃のような視線が素敵でした…(松枝さん、くれないがあのポジションに座らせていただいたのは、舞台と、客席、全体があじわえるからなのです(笑))。★の評価はほかの方々におゆだねします。終幕後のあの号泣さえ聞かなければ、くれないも★★★★★でしたが、残念…気になったことはネタばれ欄にて…

    ネタバレBOX

    アルカージナとマーシャを除く四役はダブルキャストなので、【A】は千秋楽だからわからないでもないけれど、ニーナ役の方(宇野愛海さんでしょうか)にはひとこと申し上げたいことがあります。感情をおさえきれなくなって裏で号泣されていたようですが、あなたが泣かせる相手はご自分ではなく、客席側のはずではないでしょうか。感極まって泣く若い女優さんは何人かいましたが、そうした方々は皆さん、舞台側から自分をみているのではなく、客席側から自分をみている…すなわち、自分に酔ってしまっている…ようにおもいます。
    舞台は、箱(劇場)にはいるまでは作家のもの。箱に入ったら演出家のもの。幕があいたら役者のもの。箱をでたら、観客のもの…。
    コントロールできない、という意味で、この言葉は正鵠を射ていると思います。つらく大変だったことはお察ししますが、舞台裏からとはいえ客にもろに聞こえるように号泣されているのを聞くと、正直、はなはだ興ざめでした。女優の自己陶酔におつきあいするために劇場にうかがったわけではありませんので…そこまでコントロールして玄人(くろうと)かと思います。たしかに、後半のニーナは改心のできだったかもしれません。残酷なようですが、このことは、あなたがこれからも女優をめざされるとしたら、とても、とても大切なことかと思いますので、あえて記させていただきます。松枝さん、素敵な舞台をありがとうございました。
    (れいさんのレビューを拝見すると、宇野さん、15歳でいらっしゃるそうですね…びっくりしました…てっきり二十歳くらいかとおみうけしてましたので。板の上で歳は関係ありませんが、中学生であれだけのたちすがた、これからがたのしみですね…)

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    2014/03/02 14:51

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