心の中、翼ひろげて 公演情報 夏色プリズム「心の中、翼ひろげて」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    介助者が仕事としてすべき行為なのか?
    問題提起として、ある意味タブーである”障害者の性の介助”を取り上げた挑戦は刺激的で良かった思いますが、後半に話が違う方向に流れ、最後に結論づけられる原田氏のメッセージには賛同しかねる。
    色々なケースを描いた深い掘り下げが欲しかった。

    ネタバレBOX

    妊娠したはるかの兄は、粗野な言葉や行動には問題あるが、言っている事は正しいと思う。(障害者と恋愛関係であったのか、仕事で避妊具をつけず性行為をして妊娠したのか不明)
    しかし、ラストで障害者の俊介と結婚した裕子に〝性の介助”を認めた謝罪は本当の気持ちなのだろうか。
    生々しくなるが、登場人物の障害者は足以外は機能していた。
    健常者と同じように自分の手で性処理することも可能なように見えた。
    驚いたのは、しかもそれ以上のものを介助者に求める障害者がいたということだ。正直なところ甘え過ぎでおかしいと思う。そしてそれを受け入れる介助者も私には理解し難い。
    介助者もそれは仕事ではないときっぱり断るべきだと思うし、そういう介助者も登場させてほしかった。
    男女逆の場合も描いて欲しかった。
    数年前、障害者の性処理を受け入れる風俗業があり、そこに連れていくといことを取材したテレビ放送を見たことを思い出した。それは健常者も障害者同じなんだなとそれほど気にも留めなかったが、この舞台を観て私の認識不足を痛感しました。

    0

    2014/03/01 09:44

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大