満足度★★★★★
デウス・エクス・マキナ
(ネタバレ有りですので・・・。)
個人的には、木の葉役を演じられた金村香織さんの演技がツボにはまりました。
人ならざるものは、「妖かし」か、それとも「神」か。植田ぴょん吉演ずる「垢舐」は、単なる狂言回しであろうはずがないと思っていた。不思議な回生パワーをめぐり、それぞれが自らの思惑実現に向けて、怒涛の争奪戦を繰り広げる。
そして迎えるクライマックス。求めていたものが力尽き、どうしようも無くなったその時・・・。
人ならざる「妖かし」が、最後に振るった絶大なる力。それはすべてのものを優しさと勇気で満たしていった・・・。
「妖かし」の存在は「神」へと昇華した。
そして全てが終わった後、何事もなかったかのように、静かに去っていく・・・。
デウス・エクス・マキナ・・・。 (ってレビューすれば格好いいですか?)